自動で見出し2が先頭で始まる方法を追記しました!
- 解決方法1 (手動バージョン)
- 解決方法2(拡張機能Stylusを用いて自動でスタイルを適用)
問題点
- Notionページを印刷するときや,PDFでエクスポートした場合に,中途半端にページを跨いでしまう.
やりたいこと
- 章や節,表など任意の箇所でページを区切り,閲覧性を高めたい.
解決方法1 (手動バージョン)
- ページをHTMLでエクスポート
- ChromeでエクスポートしたHTMLを編集
- Chromeから印刷またはPDFで保存
1. ページをHTMLでエクスポートする
- Notion右上の「…」をクリック
- エクスポート
- 「エクスポート形式」を「HTML」にして保存
2. ChromeでエクスポートしたHTMLを編集
- Zipを解凍し,ChromeでエクスポートしたHTMLファイルを開きます
- 「ページの先頭にしたい行」を右クリック→検証(デベロッパーツールが起動します)
- 「スタイル」内の
element.style
が次のようになるように編集します
element.style {
break-before: page;
}
上記のCSSによって,行の直前に改ページを挿入することができます.
この操作をページの先頭にしたい行に対し,行ってください.
3. Chromeから印刷・PDF保存
- Chrome右上の「︙」から,印刷
- プレビューで改ページされていることを確認し,印刷もしくはPDFとして保存しましょう
- (この際,詳細設定から倍率をカスタムにし,80%などにすることで全体のフォントサイズなど調整可能です.デフォルトだとやや大きめな印象です.)
以下追記です.
解決方法 2(拡張機能Stylusを用いて自動でスタイルを適用)
上記の方法では,毎回CSSを編集する必要があり,めんどくさい!と思い,何か他の方法を考え,自動でCSSを適用できるStylusを使用することで,手間を省く方法を記しておきます.
この拡張機能はユーザが任意のCSSスタイルをウェブサイトに適用できるものです.
エクスポートしたHTMLに対して,CSSを自動で適用するようにします.
Stylusの設定
次の設定を行なって,ローカルファイルに対して拡張機能を使えるようにしましょう.
- アドレス欄に chrome://extensions を入力し,移動
- Stylus 詳細ボタンをクリック
- 「ファイルの URL へのアクセスを許可する」のトグルを有効に
StylusによるCSSの適用
- 右上の拡張機能のアイコンからStylusを起動
- 「次のスタイルを書く:このURL」をクリック(エディタに遷移します)
- 左上に名前を入力
- 画面下の適用先,次で始まるURLの部分を,普段エクスポートしているフォルダのパスに設定(例:ダウンロードフォルダであれば,
file:///Users/izumiz/Downloads/
に指定) - 以下のコードを追加し,保存
h2:nth-child(n + 3) {
break-before: page;
}
エクスポートしたHTMLを開き,プレビューで確認
Chromeから印刷のプレビューを見ると,見出し2の行が必ず先頭になるようになっているはずです.
今回は見出し2(h2
要素)が必ず先頭になるCSSでしたが,h2
の部分をh1
に変更することで,見出し1を先頭にすることも可能です.