あけましておめでとうございます。
今回は、ふと思いついたGoogle Bardの使い方を共有します。
特にGmailの内容を要約させるものは、共有リンクにより外部からアクセスが可能である場合、個人情報が漏洩する恐れがあります。細心の注意を払い、行ってください。
発端: 2023.12.18の拡張機能アップデート
今回、注目した個所は以下のところです。
Bard 拡張機能を新しい言語に拡大
- 更新内容: 英語に加え、日本語と韓国語でも、Bard を使用して Google のアプリやサービスの有用な情報にアクセスできるようになりました。Bard 拡張機能を使用すると、YouTube、Google ホテル、Google フライト、Google マップからリアルタイムの情報を取得できます。また、Gmail、Google ドキュメント、Google ドライブから情報を取得して、個人のコンテンツから簡単に検索を行ったり、概要を作成したり、回答を得たりすることも可能です。拡張機能の使用方法は、プライバシー設定で管理できます。
使い方1: Youtubeでおすすめの動画を質問
まず、カジュアルに拡張機能ってどんなものか試すのにおすすめの使い方です。
Youtubeで検索をせずに、Bardにおすすめを聞いてみようという利用方法。
例えば、特定のアーティストのおすすめ動画を質問したりすることができます。
また、何かの方法を知るための動画を質問することも良いかもしれません。
使い方2: Gmailの内容を分析してもらう
本題です。
今回は、比較的誰でも大量のデータが蓄積されているであろうGmail対象とし、分析や要約をしてもらいます。
手始め
まず、先月のメールの内容について要約してもらいました。
2023年12月のGmailの内容を分析し要約して
結果としては、具体的なメールのタイトルや内容を引用する形で先月のメール内容を要約してくれました。
内容は当然見せれませんw
この結果は、いろいろ書かれて「マジかよ~(引き気味)」という感情にさせられましたw
一種のプロファイリングを試みる
私のGmailの内容から、関心・興味分野についてキーワードを要約してください。
具体的なメール内容には言及せずに、カテゴリの粒度で具体的な内容がわからないように箇条書きで出力してください。
私のプロンプトはネット上に公開するために、具体的な内容が分からないことを強調していますが、この指定は解除してもよいかもしれません。
結果は次のようになりました。
あなたの関心は、IT業界、コンテンツ、映画・エンターテイメント
- IT業界:技術書籍、ポッドキャスト、AI、ソフトウェア、ガジェット、法律
- コンテンツ:ポッドキャスト、電子楽器、映画
- 映画・エンターテイメント:映画、音楽
(省略)
自分で結果を評価してみる
総評としては、「大体あってるけど… 受信したメールが私のすべてではない」といった感じ。
あくまでもメールの内容だけなので、当然バイアスはかかりますね。
- ITについて
- まあ概ね正しい。特に技術書典のメールやポッドキャストの通知メールなどなどを拾っているんだなと思いました。
- コンテンツ
- ポッドキャストのメールの内容から言われているのかなと。
- 映画・エンターテインメント
- とあるポッドキャストのメルマガが配信されているのでかなり影響を受けたのかなと思います。
様々なログメール(例えば、注文メール、ログイン通知メール… )などについても当然分析対象であるため、もっと具体的な個人のアクティビティについて分析させることも可能だなと感じました。
まとめ
実際に試すとわかるのですが、自分のGmailであっても「私のGmailを要約して」とお願いするだけで、メールの内容を”漁られ”、つらつらと要約される一種の不快感を感じました。
最初はただ好奇心で、Gmailも要約させられるなぁと思っていたのですが、具体的に列挙されると、「うわぁw」と感じる気づきを得られた体験でした。
もっといろんな活用方法があれば、教えてください!
初稿: 2023-01-02 5:30ごろ
二稿: 2023-01-02 6時すぎ